麻雀点数計算

麻雀の対局準備 - 場所決め・親決め・点棒配布の完全ガイド

はじめての麻雀2026年4月23日

対局前の準備 ── 実は意外と手順が多い

麻雀を始める前には、実は結構な準備があります。「4人集まったらすぐ打てる」わけではなく、席順の決定、起家(チーチャ、最初の親)の決定、点棒配布、牌山の準備……といった手順を踏む必要があります。

オンライン麻雀なら全部自動。しかし実際の卓(自動卓でも手積みでも)で打つ時には、これらの手順を自分たちで進める必要があります。初心者が雀荘やフリー対局で戸惑うのも、だいたいこの準備部分。

この記事では、対局開始前のセットアップ手順を順番に解説します。これを読んで準備の流れを把握しておけば、最初の一局までのハードルがぐっと下がります。

ステップ1: 席決め ── 東南西北の位置を決める

まず4人の席順を決めます。麻雀の席には方角が割り当てられており、東(トン)・南(ナン)・西(シャー)・北(ペー)の4つ。東が親、その反時計回りに南・西・北の順で座ります。

席決めの方法は「掴み取り」が一般的。東南西北の4種類の字牌を1枚ずつ裏向きに混ぜ、各人が1枚引きます。引いた字牌に応じた席に座る、というシンプルな方法。

別の方法として「サイコロで決める」やり方もあります。一番先にサイコロを振った人の出目を元に、親役の人を決め、その左隣・右隣……と順次決める。雀荘や個人のルール次第ですが、基本は掴み取り。

東
南
西
北

ステップ2: 起家の決定 ── 最初の親を決める

席順が決まったら、次は「起家(チーチャ)」、つまり最初の親役を決めます。起家は東1局の親として対局を開始する人で、第1局の点数1.5倍の恩恵を受けられる特別なポジションです。

起家決定の方法もサイコロを使うのが主流。まず「仮親」を決めます(席決めの時に引いた東の字牌を持っている人、など)。仮親がサイコロ2個を振って、出目の合計(2〜12)で数える位置を決めます。

数え方は仮親を1とし、反時計回りで1・2・3・4・1・2……と数え、出目のところで停止。そこが起家になります。たとえば出目が7なら、仮親から反時計回りに7人目(3周分以上)をカウント。少し複雑ですが、実戦では何度かやれば慣れます。

ステップ3: 点棒配布 ── 25000点から始まる

起家が決まったら、各プレイヤーに点棒(テンボー)を配布します。標準的な持ち点は25000点、全員が同じ点数からスタート。4人分で計10万点が場全体で回る仕組みです。

点棒の種類は5段階。10000点棒(1本)、5000点棒(2本)、1000点棒(4本)、500点棒(1本)、100点棒(5本)。合計=10000+10000+4000+500+500=25000点。実際の配分は雀荘・自動卓で標準が決まっています。

持ち点にバリエーションがあります。27000点持ちなら3万点返し、プロのルールだと25000点/30000点返し、など。Mリーグは25000点持ち30000点返し。初心者が打つ多くの場面は25000点からスタートで問題ありません。

親の回り方 ── 東場と南場の流れ

起家が東1局を務めた後、親は局ごとに反時計回りに流れていきます。東1局の次は東2局(起家の右隣が親)、東3局、東4局、と続いて、4人全員が1度ずつ親を経験したら「東場」終了。

半荘戦(東南戦)の場合は、東場の後に「南場」に移ります。南場でも親が1周するので、全体で8局(東1〜4、南1〜4)が基本構成。半荘1回で約1時間前後の対局時間です。

ただし、親がアガったりテンパイで流局した場合、親は流れず連荘(レンチャン)します。連荘中は局数がカウントに含まれないため、8局のうちのどの局が伸びるかで対局時間は大きく変動します。

半荘と東風戦 ── 対局時間の選択

麻雀の対局形式には主に2種類あります。「半荘戦(ハンチャンセン)」は東場+南場の計8局、「東風戦(トンプウセン)」は東場のみの4局。半荘は約1時間、東風戦は約30分が目安。

半荘戦が最も一般的で、競技麻雀やMリーグも半荘戦を採用。じっくり対局を楽しめる反面、時間がかかります。東風戦はオンライン麻雀で人気で、短時間でサクッと1ゲーム遊べる手軽さが魅力。

時間がない日は東風戦、腰を据えて打ちたい日は半荘。好みとスケジュールで選びましょう。初心者は「半荘8局で1セット」という感覚を覚えておくと、勝負のペース配分が分かりやすくなります。

東南西北の役割 ── 席順が役に影響する

席順の方角は、単なる位置ではなく「役」にも関わる重要な情報。各プレイヤーには「自風(ジカゼ)」という概念があり、自分の席の方角の字牌を刻子で揃えると役牌1翻が成立します。

たとえば東の席の人は東が自風なので、東を3枚集めれば役牌「東」が1翻。同様に南の席なら南、西の席なら西、北の席なら北。

さらに「場風(バカゼ)」もあります。東場の間は全員にとって東が場風、南場の間は南が場風として役牌になります。つまり東場の東の席の人は「東」を集めると自風+場風で2翻!(ダブ東と呼ばれる)。こういう仕組みが、席順に戦略性を持たせています。

対局中のマナー ── 初心者が最初に守るべきこと

席順と点棒配布が完了すれば、いよいよ対局開始。ただし、対局中のマナーもいくつかあります。

発声のタイミング: ポン・チー・カン・ロンを宣言する時は、牌を動かす前に声に出すこと。「無言でいきなり手を伸ばす」は反則行為になります。点数申告: 和了した時は「ツモ、◯翻◯符、◯◯点」と宣言。無言で和了するのはNG。

捨て牌の並べ方: 河(自分の前の捨て牌置き場)は6枚ずつ並べ、整然と。乱雑に置くと他家の読みを妨害するとされ、マナー違反です。これらは最初から完璧にやる必要はありませんが、徐々に意識していけば上達と同時に「打ち慣れてる」感が出ます。

オンライン麻雀ならこれらは全部自動

オンライン麻雀(雀魂・MJ・天鳳など)なら、席決め・起家決定・点棒配布はすべて自動。プレイヤーはゲーム開始ボタンを押すだけで、準備のすべてがバックグラウンドで進みます。

逆に、実卓対局ではこの準備が毎半荘ごとに発生するので、ある意味で「対局の始まりの儀式」として楽しむのも一つの醍醐味。雀荘のベテランは準備手順が体に染み付いていて、流れるように進みます。

初心者が実卓で打つ時は、準備段階で戸惑わないよう、事前に手順をイメージしておくのがおすすめ。「最初にサイコロ振って、席決めて、起家決めて、点棒配って……」と頭でシミュレーションしておけば、当日落ち着いて臨めます。さあ、最初の一局を迎える準備は整いました。

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