麻雀点数計算

麻雀の役満一覧 - 全種類の成立条件と狙い方を完全解説

入門2026年4月16日

役満 ── 麻雀の最高峰、雀士が一生追い続ける夢

13翻以上で成立する役満は、麻雀における最高到達点です。子のロン32000点、親のロン48000点。ツモなら子が8000/16000、親が16000オール。一発で半荘の勝敗を決める破壊力を持つ、まさに「一撃必殺」の打点です。

役満は2種類に分けられます。1つは「数え役満」。手牌の翻数が13翻以上に達した場合、自動的に役満扱いになります。リーチ+一発+ツモ+ピンフタンヤオ+ドラ8、のような夢のような手で到達します。もう1つが「専用の役満役」で、特定の牌構成で成立する13種類の役。これがいわゆる「役満」と呼ばれるものです。

出現率は数百〜数千局に1回。つまり、毎日打っても年に数回出会えるかどうか。だからこそ、和了した時の感動は他のどんな役にも代えがたい。雀士は役満を和了した日のことを、何年経っても覚えています。

国士無双 ── 13種の么九牌を1枚ずつ集める美学

1萬・9萬・1筒・9筒・1索・9索・東・南・西・北・白・發・中。この13種の么九牌(ヤオチューハイ)を1枚ずつ集め、どれか1種を2枚にしたら国士無双の完成です。

面白いのは、配牌の段階で「いけるかも」と判断できること。最初の13枚に么九牌が9〜10種類入っていたら、狙う価値があります。ただし、リスクも大きい。么九牌だけでは攻撃も守備もままならず、振り込みのリスクが跳ね上がります。「行くと決めたら全ツッパ」の覚悟が必要な役です。

13面待ちまで完成すれば、ダブル役満(64000点)になるルールも一般的。配牌で配られた么九牌が運命を決める、ロマンの塊のような役です。

一萬
九萬
一筒
九筒
一索
九索
東
南
西
北
白
發
中

四暗刻 ── 4つの暗刻で組み上げる完全形

暗刻(ポンしていない3枚同じ牌)を4つ作る役。鳴いたら成立しないため、門前必須の役満です。完成形を見ると整然として美しく、和了した瞬間の達成感も格別。

狙いやすいのは対子場(同じ牌が2枚ずつ集まる配牌)。配牌で対子が3〜4組あれば、シャンポン待ちで一気に四暗刻まで届く可能性があります。ただし、ロン和了で最後の刻子が完成する場合は「明刻」扱いとなり、三暗刻トイトイの扱い(満貫止まり)になる点には注意が必要です。

単騎待ちで完成した場合は「四暗刻単騎」となり、ダブル役満のルールも多い。四暗刻は、暗刻の数だけ役満への階段を昇っていく感覚を味わえる、対子場の打ち手にとっての聖地です。

二萬
二萬
二萬
五筒
五筒
五筒
八索
八索
八索
東
東
東
三筒
三筒

大三元 ── 三元牌3組で築く絶対王者

白・發・中の三元牌をすべて刻子で揃える役。鳴きOKで、比較的狙いやすい役満です。配牌で三元牌が複数枚入っていたら、狙う価値があります。

ポンを駆使して効率よく刻子を揃えていくのが基本戦術。ただし、3つ目の三元牌をポンした瞬間(=大三元の聴牌)には「責任払い」のルールが適用される雀荘も多く、ポン牌を出した相手が役満分の支払いを背負うことになります。

派生役として、三元牌の2つを刻子+1つを雀頭で「小三元」(2翻+三元牌2組分の役、合計4翻)になるパターンもあります。大三元を狙って届かなくても、小三元で十分な打点は確保できる、現実的に狙える役満の代表格です。

白
白
白
發
發
發
中
中
中
二萬
三萬
四萬
八筒
八筒

大四喜・小四喜 ── 4風牌で勝負する希少種

東・南・西・北の風牌すべてを使う役満。4つすべてが刻子なら「大四喜」、3つが刻子+1つが雀頭なら「小四喜」。どちらも風牌を大量に集める必要があり、出現率は大三元より低め。

ルールによっては大四喜をダブル役満として扱うことも。実戦では「3つまで揃って、もう1つを引けるか」というギリギリの勝負になりがちで、和了に至るケースは少ないものの、その分達成感は絶大です。

風牌は重なりやすい牌でもあるため、配牌で風牌が4〜5枚入っていたら一考の価値あり。ただし他家が同じ風牌を待っていることも多く、ポンされやすいリスクは付きまといます。

字一色・清老頭・緑一色 ── 1色で固める美学

字一色は字牌(東南西北白發中)のみで手を作る役満。配牌で字牌が7〜8枚入っていたら、字一色+大三元や四喜の複合も視野に入ります。出現率は低いものの、狙えるチャンスは時々訪れます。

清老頭は1と9の老頭牌のみで構成する役満。1萬・9萬・1筒・9筒・1索・9索のみで手を作るため、選択肢が極端に限られ、狙うのは至難の業。出現率は役満中でも特に低い部類です。

緑一色は索子の2・3・4・6・8と發のみで構成する役満(中国麻雀発祥)。索子の中でも「緑色の部分しか使えない牌」のみで手を組むという、非常に限定的な条件。発を必ず含むルールと、発なしでも成立するルールがあります。一度は和了してみたい、雀士の憧れの役の1つです。

九蓮宝燈 ── 一色の極致、神に愛された者だけが届く役

一種類の数牌で「1112345678999+同種のどれか1枚」という形を作る役満。門前必須で、最高の難易度を誇ります。配牌の段階から1種類の数牌を集め続け、最終形に近づけていく過程はまさに修行。

「1112345678999」の状態で待つ純正九蓮宝燈は、9種類の牌すべてが和了牌になる「9面待ち」。完成形そのものが芸術品のような美しさで、達成すればダブル役満のルールも一般的です。

古来より「九蓮宝燈を和了した者は次の半荘で死ぬ」という俗説があるほど、麻雀の神に愛された証とされる役。出会えただけでも幸運。和了できたら、その日は神社にお参りに行きたくなるかもしれません。

一筒
一筒
一筒
二筒
三筒
四筒
五筒
六筒
七筒
八筒
九筒
九筒
九筒

四槓子 ── 槓を4回繰り返した者だけの称号

槓子(カンした4枚組)を4つ作る役満。実戦での出現率は最も低い部類で、出会うこと自体が稀有。槓を4回成功させるという物理的な難しさ、他家から見れば異常な動きを警戒される心理戦、すべてを乗り越えた者だけが到達できる境地です。

暗槓・明槓どちらでも成立しますが、すべての槓子が同種の牌で揃っている必要があります。鳴いた瞬間に手牌が見えるため、警戒された他家がベタ降りしてくる可能性も高い。完成までの道のりは想像を絶します。

ただし、運命的な配牌に出会うことはあります。配牌で同じ牌が3枚以上含まれた組が複数あったら、四槓子の幻影が見えてくる。実戦で和了することは一生ないかもしれないが、その夢を追いかける時間こそが麻雀の楽しさかもしれません。

天和・地和 ── 配牌で和了する究極の幸運

天和は親の配牌が和了形になっている、確率にして約33万分の1の奇跡。地和は子の第1ツモで和了する、約12万分の1の奇跡。どちらも実力ではなく、純粋な「運」だけで成立する役満です。

数学的な確率は限りなく低い。一生麻雀を打っても出会えない人がほとんどでしょう。それでも、稀に出る。そして出た瞬間、対局者全員が「いま、何が起こった?」という顔になる。麻雀という偶然の巡り合わせを最も象徴する役です。

オンライン麻雀のおかげで、現代の雀士は天和・地和の動画を見る機会が増えました。SNSで話題になる「役満動画」の上位常連でもあります。確率は変わらなくても、人類全体の試行回数が増えれば、目撃する機会も増える。それが現代麻雀の面白さかもしれません。

ダブル役満 ── 役満の上を行く称号

一般的な役満は32000点(子)/48000点(親)ですが、特定の条件を満たすと「ダブル役満」として2倍の点数になるルールが存在します。代表例は、国士無双の13面待ち、四暗刻の単騎待ち、純正九蓮宝燈の9面待ちなど。

ダブル役満を採用するかどうかは雀荘やオンラインサービスによって異なります。本サイトの計算ツールでは標準的な役満ルールを採用していますが、実戦では事前にローカルルールを確認しておくのが賢明です。

「役満で和了するだけで一生もの」と言われる中、ダブル役満は伝説の領域。一度も体験せずに引退する雀士の方が圧倒的多数派です。それでも、可能性が0でない以上、追いかける価値はある。それが麻雀というゲームの底知れぬ魅力なのです。

役満を狙うべきか ── 現実的な判断軸

役満は破壊力が魅力ですが、狙えば必ず成立するわけではありません。むしろ「役満狙いで他家に振り込む」「降りるタイミングを失う」というリスクの方が大きい場合もあります。

現実的な判断基準は3つ。①配牌段階で7〜8割完成形が見えているか、②他家が早そうな雰囲気はないか、③点数状況的に役満が必要か(オーラスのラス目から逆転狙いなど)。この3つが揃った時だけ、勝負に出る価値があります。

それ以外は、無理に役満を狙わず、確実に満貫・跳満を積み上げる方が長期的に勝率は上がります。役満は「狙うもの」ではなく「巡ってくるもの」。その出会いに備えて、日々の対局で実力を磨いておく。それが、いつか役満に手が届く日への最短ルートなのかもしれません。

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